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【流れやポイント解説】ホームページを依頼するときに準備すべきこと!
ホームページを依頼する際は、計画的な準備をすることでスムーズに進めることができます。この記事を通じて、依頼前の準備から制作の流れ、ポイントを詳細に解説していきます。
目次
ホームページを依頼する前に準備すること
ホームページ制作の目的を明確にする
まず、ホームページを制作する目的を明確にすることが重要です。目的によって、サイトのデザインや機能が大きく変わります。例えば、認知度の向上、お問い合わせ件数の増加、商品・サービスの販売の促進などです。また、お問い合わせや商品購入に特化したい場合は、ホームページよりもランディングページの制作の方を検討するべきなど、この時点で方向性が変わる可能性があります。
認知度の向上
企業や商品の認知度を高めるためサイトを制作する。商品のみでなく、企業全体の魅力を底上げするような設計が重要になります。
お問い合わせ件数の獲得
見込み客の情報を収集し、営業活動に活かすためのサイトを制作する。また、機能としてコンタクトフォームやニュースレターの登録機能が必要かどうかなど機能面の検討もするべきです。
商品・サービスの販売
ECサイトやオンラインストアで商品を販売するためのサイトを制作することが重要になります。決済システムや在庫管理機能が必要です。
ターゲット(ペルソナ)を決める
ターゲット層(ペルソナ)を設定することも重要です。誰に向けて情報を提供したいのかが明確になることで、コンテンツやデザインの方向性が定まりやすくなり、より効果的にホームページを制作することができます。
年齢層
ターゲットの年齢層を把握し、それに合わせたデザインやコンテンツを選定します。たとえば、若年層向けにはトレンドを取り入れたデザイン、高齢者向けにはシンプルで見やすいデザインが効果的です。
性別
性別により好まれるデザインや色合いが異なる場合があります。例えば、女性向けのサイトでは柔らかい色合いや可愛らしいデザインが好まれることがあります。
職業・業種
ターゲット層の職業や業種によって、必要とされる情報やサービスが異なります。ビジネスパーソン向けには業務関連の情報、一般消費者向けには商品の魅力を伝える内容が適しています。また、こちらも同様に職業によって相手に与えるデザインや色合いのイメージ、構成も異なってきます。
趣味や関心
ターゲットの趣味や関心に応じたコンテンツやデザインを提供することで、より関心を引きやすくなります。たとえば、アウトドア好きのターゲットには自然をテーマにしたビジュアルが有効です。
事業・会社・商品・サービスの強みを明確にする
自社の強みを理解し、それをホームページに反映させることが重要です。競合と差別化するためには、自社の強みをしっかりとアピールする必要があります。以下の点を考慮しましょう。
競合分析
競合他社のホームページを分析し、自社の差別化ポイントを明確にします。どのようなサービスや特徴が競合にないのかを見極めましょう。
ユニークな提供価値
自社が提供する独自の価値を具体的に示すことが重要です。例えば、特許技術や専門的なノウハウなど、他社にはない強みを強調します。
顧客の声
顧客からのポジティブなフィードバックやレビューを掲載することで、信頼性を高めることができます。成功事例を活用するのも良い方法です。
その他
特別な要望やこだわりがある場合、それらも整理しておくと良いでしょう。
デザイン
希望するデザインのスタイル(モダン、クラシック、ミニマルなど)を決めておきます。目的やターゲット(ペルソナ)などによって、設計した方がいい色合いやデザインは異なるので、制作者と相談しながら方向性を決めていきましょう。また、サイト全体のイメージでもいいですし、セクションごとに参考サイトを見つけるのも1つです。
機能性
必要な機能やインタラクション(例:ユーザー登録機能、チャットサポートなど)を明確にしておきます。
コンテンツの形式
テキスト、画像、動画など、どのような形式でコンテンツを提供するかを決定しておきます。
ホームページ制作を円滑に進めるために準備するもの
制作をスムーズに進めるためには、事前に必要なものを整えておくことが重要です。これにより、制作プロセスがスムーズに進み、納品後の修正も少なくなります。
使用する写真
ホームページに掲載する写真は、事前に用意しておくと良いでしょう。自社で用意する場合は有料・無料サイトを使用する、自社で撮影したオリジナルのものを用意するなど。自社で用意するのが難しい場合もあると思いますので、制作者に準備してもらえるかも相談して決めるのもいいでしょう。
ロゴの画像
ロゴはブランドのアイデンティティを示す重要な要素です。一目見てどこの会社かわかるようなロゴが理想的です。サイトとは別でロゴ制作を得意とする人に依頼を検討するのもいいでしょう。
参考のホームページ
参考となるホームページがあれば、具体的なデザインや機能を共有することで、制作側とイメージを一致させることができます。サイト全体ではなく、サイトの一部の理想的なデザインをピックアップするものありです。
サーバー・ドメイン
ホームページを公開するためには、サーバーやドメイン、FTP情報が必要です。どちらもクライアント側が自分で契約するのが理想です。契約はサイト制作依頼をしたあとでも全く遅くないので、どこがいいか分からなかったら有名どころに登録するか制作会社やフリーランスに相談しましょう。
ドメイン
ドメインは、URLの最後についている「○○.com」や「○○.net」の部分で、ドメイン取得会社で取得します。金額の目安としては年間1,000円~5,000円ほどです。
サーバー
サーバーはWebサイトを置いておくための住所のようなもので、レンタルサーバー会社からレンタルをします。こちらの金額の目安として年間6,000円~15,000円ほどです。
ホームページ制作には依頼者と制作者の双方の協力が必要
ホームページ制作はクライアントと制作側の協力が不可欠です。以下に、協力の重要性とそのメリット、デメリットを詳しく説明します。
協力が必要な理由
何にも情報がないところからホームページを制作するのは不可能です。制作者に必要な情報を提供することで、サイトの方向性・必要なコンテンツの網羅に重要な役割を果たします。また、制作者が提案するデザインや機能に対するフィードバックをクライアントが提供することで、お互いの考え方や方向性の違いを極力なくすことができ、期待通りの成果物を得ることができます。さらに互いに質問や確認事項に対して迅速に対応することで、プロジェクトの遅延を防ぎます。
協力するメリット
成果物の品質向上・プロジェクトのスムーズな進行・コストの削減にもつながります。クライアントの具体的な要望を反映させることで、より満足度の高いホームページが完成します。さらに迅速な情報提供やフィードバックにより、制作プロセスがスムーズに進みます。また修正や追加作業が少なくなり、結果的にコストを抑えることができます。
協力しないデメリット
進行の遅れ・クオリティの低下・追加費用につながりかねません。情報提供やフィードバックが遅れることで、プロジェクトが予定通りに進まなくなる可能性がありますし、要望が正確に伝わらない場合、完成したホームページが期待外れになることがあります。また修正や変更が多くなり、追加の費用が発生することがあります。お互いに余計な手間が増え、双方疲弊することになるでしょう。
ホームページ制作の具体的な流れ
ヒアリング
ヒアリングは、プロジェクトの最初のステップで、クライアントのニーズや要望を詳細に把握するためのプロセスです。具体的には、なぜホームページを制作するのか、その目的や期待する成果を確認します。デザインや機能に関する具体的な要望もヒアリングします。どのようなイメージを持っているか、どのような機能が必要かを明確にします。ターゲット層やペルソナについての情報を収集し、どのようなコンテンツやデザインが最適かを考えます。
要件定義
ヒアリングを基に、具体的な要件定義を行います。このステップでは、必要な機能(例:オンラインストア、ブログ、予約システムなど)を洗い出し、デザインのスタイルやレイアウト、色合いなどを決定します。掲載するコンテンツ(テキスト、画像、動画など)の形式や内容の確認もします。要件定義は、制作の指針となる重要なステップです。ここでの決定が後の工程に大きな影響を与えます。
デザイン
デザイン段階では、ページのレイアウトやコンテンツの配置を決定するワイヤーフレームを作成します。これにより、サイトの構造を視覚的に把握できます。その後、実際のデザインを作成し、色やフォント、画像を使用してビジュアルを整えます。デザイン案ができたらクライアントに提示し、フィードバックをもとに修正を行います。最終的なデザインを確定させます。デザインが完成すると、次のコーディング作業に進む準備が整います。
コーディング
コーディングでは、デザインを元にユーザーが実際にサイトを訪問した際に見られるようにする工程です。HTMLとCSSを使ってレイアウトや色合いなどを作りあげ、JavaScriptを使用してアニメーションやインタラクションを追加していきます。
例えば、画像が左から右へスライドするスライダーや文字や画像が下から上にフワッと出てくるアニメーションなどです。最近はスマートフォンやタブレットなど、様々なデバイスに対応できるように設計することが重要になっているので、スマホ対応のコーディング技術も大切です。コーディングが完了すると、次は検品と納品の段階に進みます。
検品・納品
制作が完了したら、以下の作業を行い、納品の準備をしますページが正しく表示されるか、機能が正常に動作するかを確認します。各ブラウザでの表示確認も行います。同時にユーザーが使いやすいか、直感的に操作できるかをテストします。クライアントからの最終的なフィードバックを反映させ完成品として納品できる状態に整えます。検品が完了したら、ホームページをクライアントに納品し、公開作業を進めます。
ホームページは自分で制作できるか
ホームページを自分で制作できるかどうかは、スキルやリソースによります。
スキルがある場合
自分のデザインセンスを活かし、独自のデザインを作成します。自由度が高く、思い通りのサイトを作成することができます。自作したデザインをもとに必要な機能やインタラクションを自分でコーディングして実装します。専門的な知識を活かし、高度なカスタマイズが可能です。別途必要なスキルがSEO対策やサイトのパフォーマンスを最適化するための技術です。
スキルがない場合
wordpressなどの既存のテンプレートを利用して、無料または低予算でデザインやレイアウトを簡単に作成する方法です。多くのウェブサイトビルダーがテンプレートを提供しており、カスタマイズも簡単に行えます。デザインやコーディングが難しい場合は、外部のデザイナーや開発者と協力して、自分のアイデアを形にすることも可能です。
保守管理までできるか
ホームページを自作した場合、保守管理も考慮する必要があります。保守管理とは、サイトのパフォーマンスを管理したり、問題が発生した場合に迅速に対処します。またコンテンツの更新や新しい情報の追加、サイトを最新の状態に保ちます。最新の状態に保つことでセキュリティ面で安全なサイトを運用することができます。万が一サイトがウイルスや予期しないトラブルで消えてしまっても大丈夫なように定期的なバックアップも重要です。
ホームページ制作会社やフリーランスに依頼する際のポイント
ホームページ制作を依頼する際は、以下のポイントに注意して選定することが重要です。
コミュニケーションに問題はないか
制作会社やフリーランスとのコミュニケーションは、プロジェクトの成功に直結します。レスポンスの速さ質問や要望に対して迅速に回答が得られるかどうかを相談する時点で見極めることが大切です。また対応が丁寧であるか、素早いレスポンスかどうかも確認しましょう。
自分の求めている方向性か
依頼先が自分の求める方向性に合っているかも確認しましょう。依頼先の専門分野や得意とする領域が、自分のプロジェクトに合致しているかを確認します。ポートフォリオを掲載している制作会社やフリーランスが多いので、過去の作品やプロジェクトを確認し、自分の求めるデザインや機能にマッチするかを確認しましょう。
制作後の管理は可能か
上記でも述べましたが、定期的なコンテンツの更新や変更に対応できるか、サイト情報を最新に保っているかどうかはセキュリティ面、SEO面でも大切です。自分で管理できない場合は、制作後の管理も一緒に依頼しましょう。
短納期にこだわらないことが大切!
ホームページ制作には時間がかかる場合があります。短納期にこだわらず、十分な時間を確保することが大切です。事前に十分な計画を立て、各ステップのスケジュールを明確にすることで、スムーズに制作を進めることができます。一般的に、ホームページの制作には3ヶ月から半年程度の期間が必要です。これにはヒアリング、デザイン、コーディング、テストなどのステップが含まれます。時間をかけてじっくりと制作を進めることで、より高品質なホームページが完成します。