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【徹底解説】ランディングページとホームページの違い!【図解付き】

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ランディングページ(LP)とホームページ(HP)は、目的や構成、運用方法において大きく異なります。本記事では、両者の違いを詳しく解説し、それぞれのメリットとデメリット、さらに制作に役立つツールや注意点について紹介します。

ランディングページ(LP)とホームページ(HP)の違いは?

ランディングページとホームページは、一見すると似ているようで、実際には多くの違いがあります。制作を依頼する前にこれから紹介する内容を理解していないと、間違えた方向に進んでコストを無駄に割いてしまいかねないので、しっかり把握しましょう!

ランディングページ(LP)ホームページ(HP)
ページ数1ページ複数ページ
制作費用低コスト低〜高コスト
(機能追加やデザインにより変動)
目的特定のアクションを訴求
(購入、問い合わせ、ダウンロードなど)
会社・商品の紹介、実績、求人などさまざまな情報の提供
性質・機能シンプルで直感的なデザイン
購入・問い合わせなどに特化
会社・商品の認知
多くの情報、多くの機能(ニュース、ブログ、製品カタログなど)を完備
ターゲット(ペルソナ)の違い特定のターゲット層幅広いターゲット層

ページ数

ランディングページ

通常、1ページで構成されることが多いです。ページ内に商品紹介・ユーザーの目をひくキャッチコピー・実績やレビュー・特定のアクションに誘導するためのボタンなど、シンプルで直感的なデザインが特徴です。

ホームページ

複数ページで構成されることが一般的です。会社や商品のブランドなどを幅広く知ってもらうための構成になるため、必然的にページ数もランディングページと比べると多くなります。会社概要、商品情報、サービス内容、ブログ、コンタクトフォームなど、多様な情報を提供します。

制作費用

ランディングページ

制作費用は比較的低めです。ページ数やシンプルなデザインと機能に特化しているため、コストを抑えることができます。

ホームページ

制作費用は高めです。ページ数が多く、コンテンツ内容も豊富なため、機能やデザインのカスタマイズも多いため、費用が増加することがあります。

目的

ランディングページ

特定の目的を持ち、ユーザーに対して明確なアクションを促す(例:製品購入、メール登録)。通常、クリック率やコンバージョン率を最大化することが目的です。

ホームページ

企業やブランド全体を紹介し、情報を提供することが目的。複数のアクション(例:製品情報の閲覧、問い合わせ、ブログの読者獲得)をサポートする目的があります。

性質や性能

ランディングページ

シンプルなデザインで特定のアクションに誘導するためのコンテンツが中心。高いコンバージョン率を目指して最適化されていて、デザインや文言がターゲットの行動を促すものが主です。

ホームページ

ブランドや企業全体を表現するための広範な内容を含みます。様々な機能や情報を統合し、ユーザーの多様なニーズに応えられるような機能が豊富です。

ターゲット(ペルソナ)

ランディングページ

特定のターゲット層に向けたものが多いです。特定のニーズや関心に対応したコンテンツを提供します。

ホームページ

幅広いターゲット層に向けたものが多いです。企業のブランドや製品情報を広く伝えるための情報を提供します。

ホームページとランディングページの構成の違い

ランディングページの構成

ホームページの構成

ホームページ・ランディングページのメリット・デメリット

ホームページのメリット

  • 認知度を向上
  • 集客
  • SEO対策
認知度を向上

ホームページを持つことで、ブランドのイメージやメッセージを一貫してユーザーに伝えることができます。ブランドのイメージを表現するデザインと企業についての詳細をユーザーに届けることで、企業の信頼性が高まり、多くの人にブランドを知ってもらうことができます。さらに、ターゲット層に合わせたコンテンツを発信することで、ブランドのメッセージが効果的に届き、認知度が広がります。

集客

商品やサービスの詳細を提供し、興味を引くコンテンツを掲載することで、新規顧客の獲得につながります。ブログやニュースレターを通じて有益な情報を発信することで、リピーターを増やすことも可能です。また、顧客のレビューや成功事例を掲載することで、信頼性が高まり、新たな顧客を引き寄せる効果があります。

SEO対策

SEO対策(検索エンジン最適化)とは、ユーザーが検索した際にサイトが検索結果の上位に表示されやすくするための方法です。ホームページでは、SEO対策に関するコンテンツや方法が多く、ユーザーに届けやすくなることが非常に大きなメリットになります。

ホームページのデメリット

  • 制作コストが高い
  • 更新や管理の負担
制作コストが高い

複数ページのデザインや開発には、コストがかかることがあります。特にカスタマイズや機能追加が多い場合は、費用が増加します。

更新や管理の負担

情報が多いため、更新や管理が複雑になることがあります。定期的なコンテンツの更新、メンテナンス、セキュリティ対策などが必要です。自社での更新や管理が難しい時は外部に委託することも考える必要があります。

ランディングページのメリット

  • 明確な目的
  • コストが比較的低い
  • 制作期間が短い
明確な目的

特定のアクションを促すため、目的が明確です。商品の購入など目標としたアクションを高めるために最適化されています。

コストが比較的低い

ページ数が少なく、シンプルなデザインと機能に特化しているため、制作コストが比較的低く抑えられます。

制作期間が短い

ページ数やデザインがシンプルなため短期間で制作・公開が可能です。新商品のキャンペーンやプロモーションに合わせて迅速に対応できます。

ランディングページのデメリット

  • 情報量が限られる
  • SEO対策が難しい
  • デザイン更新の難しさ
情報量が限られる

特定の目的に特化しているため、提供できる情報が限られます。目的が明確なため、そこまで大きなデメリットにはならないかもしれません。

SEO対策が難しい

通常、ランディングページは単一ページであるため、検索エンジン最適化(SEO)には限界があります。複数ページを持つホームページに比べて、SEOの効果が薄い場合があります。

デザイン更新の難しさ

高度なデザイン性を持つランディングページでは、デザインの更新が難しくなることがあります。画像をメインで使用している場合はデザインの変更がしづらいこともあります。

主な無料制作ツール

ホームページやランディングページを自分で制作する際には、無料制作ツールを活用することができます。

WIX

WIXは、ドラッグ&ドロップで簡単にウェブサイトを作成できるプラットフォームです。豊富なテンプレートとカスタマイズオプションが提供されており、初心者でも直感的に使えます。

主な機能

テンプレート: 多様なデザインテンプレートから選択できます。

カスタマイズ: ドラッグ&ドロップで簡単にカスタマイズ可能。

SEOツール: 基本的なSEO設定が可能。

モバイル対応: モバイルデバイスに対応したデザインができます。

メリット

直感的な操作で初心者でも使いやすい。

無料プランでも基本的な機能が利用可能。

デメリット

高度なカスタマイズには有料プランが必要。

無料プランではWIXの広告が表示される。

WordPress

WordPressは、世界中で最も人気のあるCMS(コンテンツ管理システム)です。オープンソースで提供されており、幅広いカスタマイズが可能です。無料・有料どちらも用意されているので、用途やカスタマイズ性によって選択するといいでしょう。個人的にはWordpressを使用したカスタマイズ性の高いホームページを制作できるところが最大の強みだと思います!

主な機能

テンプレートとプラグイン: 多数の無料および有料テンプレートやプラグインが利用可能。

カスタマイズ: 高度なカスタマイズが可能で、テーマやプラグインを使って機能を追加できます。

SEOツール: SEOプラグインを使って、高度なSEO設定が可能。

コミュニティサポート: 大規模なユーザーコミュニティとサポートが利用できます。

メリット

柔軟なカスタマイズが可能。

無料で利用できる豊富なテーマとプラグインが利用できる。

デメリット

初期設定やカスタマイズには一定の学習コストがかかる。

セキュリティやメンテナンスが必要で、初心者には少し難しい場合があります。

HPとLPどちらを作るべきか迷ったら

ホームページとランディングページのどちらを作るべきか迷った場合、以下のポイントを考慮してどちらを作るべきか決めましょう。

企業や商品のブランド力・認知度向上、幅広い情報をまとめるならHP優先

商品数が多い

さまざまな製品やサービスを提供している場合、ホームページが適しています。複数ページを使って、各商品の詳細情報やカテゴリを提供することができます。

ターゲット層が広い

幅広いターゲット層に向けて情報を提供する場合、ホームページが有効です。異なるユーザー層に合わせたコンテンツを用意し、各セグメントに対応することができます。

ブランドの認知度向上

ブランドや企業全体の認知度を向上させたい場合、ホームページが適しています。企業の理念やストーリー、ニュースなどを発信し、ブランドの全体像を伝えます。

特定の商品・サービスのターゲットが明確であればLP優先

ターゲットが特定されている

特定のニーズや関心を持つターゲット層に対して明確なメッセージを届けたい場合、ランディングページが適しています。特定のアクションを促すために、ターゲットに合わせたコンテンツを提供します。

キャンペーンやプロモーション

特定のキャンペーンやプロモーションを行う場合、ランディングページが効果的です。キャンペーンの詳細やオファーを直接訴求することができます。

高いコンバージョン率を目指す

特定のアクション(例: メール登録、購入)を高めたい場合、ランディングページが有効です。シンプルで効果的なデザインでコンバージョン率を最大化することができます。

HP・LP制作で失敗しないための注意点

ホームページやランディングページを制作する際には、以下の注意点に留意することで、失敗を防ぎ、効果的にサイトを作成することができます。

SPへの対応がされていない(レスポンシブ対応)

今では多くの人がスマホから情報を得ることが多いため、様々なデバイスに対応したレスポンシブデザインが必須となっています。デバイスごとに適切な表示を確保することで、ユーザーの満足度を向上させることができます。

ユーザーの視点が抜け落ちている

スマホユーザーが多いため、PC・スマホどちらからも情報が得やすいようにコンテンツを整理し、デザインも見やすいようにユーザーからのフィードバックを収集し、改善点を特定することが大切です。

更新できない作りになっている

ユーザーからのアンケートなどを活用し、実際の利用状況を把握し、常にPDCAを回して日々改善することが大切です。

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